お悩み解決
2016年7月8日

今回の安心の備えは、死亡届と口座凍結のお話し

お葬式のお手伝いをさせて頂いていると、「死亡届の提出は少し待ってくれ」などのお話をお聞きします。

これは取引銀行が名義人の死亡事実を知ると口座が凍結されるので、故人の口座から病院の支払いや葬儀の費用を凍結させる前に引き出して置こうとの考えから発せられる言葉の様です。

ただ死亡届を役所に提出した時点で口座が凍結するというのは都市伝説のようなものです。
現実に死亡の事実や相続に関係する事実は個人情報ですので役所から金融機関などに情報を漏らすことはありません。

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ただ、いくつか考えられるのは、口座が凍結される事実を知らない近親者が金融機関で死亡の事実を話し口座から預金を下ろそうとした際に事実を知った金融機関からその場で口座を凍結された話や金融機関の外交員がたまたま近所の方から死亡の事実を聞き口座を凍結されていたなどの話はお聞きします。

いずれにせよ口座を凍結されたご家族は、あまりの速さに驚いて「死亡届を出すと口座が止められよ」と言う噂話が出たようです。

ただ、葬儀の後にどこで調べたのか直ぐにギフトのカタログやお墓の勧誘がやってきます
彼らは、この死亡の事実と喪主様の連絡先の故人情報をどこから仕入れているの?

疑問は残ります・・・・

という事でお葬式の費用や急な出費に困らぬように、早めにまとまった現金は引き出して置くことが大切です。とは言え最近の金融機関は振り込め詐欺などの懸念から家族・親族でも預金を引き出すことが大変な時代になっていますから困ったものです。

今月も一つ安心の備えが出来ましたか名称未設定